運転免許用語集

すべての 行

無免許運転(むめんきょうんてん)

運転免許を有していないにも関わらず、車やバイクを運転することを「無免許運転」といい、道路交通法違反によって罰せられます。たとえ教習所に通っていたとしても同様で、免許が交付されるまでは無免許とみなされ、運転行為は禁止されています。
該当者は法定の処分を受けることになります。50万円以下の罰金を支払わなくてはならず、場合によっては3年以下の懲役を課せられることもあります。さらに、無免許運転と知っていて同乗していた人も処分の対象となります。同乗者には30万円以下の罰金、もしくは2年以下の懲役が課せられます。
また、無免許運転によって交通事故を起こし他者を巻き込んでしまうと、より重い処分が課せられます。反省の色や改善の余地が見られない場合は、裁判に発展したり刑務所に服役する可能性もあります。
交通事故が原因で命を落としてしまう人は後を断たず、こうした背景から2013年に道路交通法が見直され、運転者・同乗者ともにより重罰化されるようになりました。
1度交通事故を起こせば社会的信用を一気に失ってしまいかねないので、運転する際には必ず免許を取得し・携帯することが重要です。
なお、短期間でじっくりと学科や技能を修得したいのであれば、合宿免許による取得が効率的であるといえます。

内輪差(ないりんさ)

走行中の車をカーブさせたとき、前輪と後輪が異なる軌道を描くことになります。この二つの車輪の差のことを「内輪差」といいます。後輪は前輪と比較して内側の軌道を描くことになるため、いわゆる「巻き込み事故」を起こさないために注意が必要です。
例えば、交差点の角に犬や猫がいたとして、前輪には触れない位置であると安心していても、後輪はさらに内側を通過するためそのままひいてしまう可能性があります。こうした巻き込み事故は交差点のようなカーブのある道路で起こりやすい交通事故の1つです。
内輪差は車体の長さによって異なり、車体が長いとそれだけ内輪差が大きくなるため、巻き込み事故を起こす可能性も高くなります。右折・左折どちらにも起こりうる事故なので、カーブ時は注意が必要となります。
内輪差の感覚を掴むには一定の経験を重ねることが重要で、教習所にて技能教習を受ける段階で何度も練習し、感覚を掴んでおくことが大切です。合宿免許は短期間での習得になるので、機会を逃さず、繰り返し指導を受けておくことが重要です。
車を運転をする上では車の近くに人や犬・猫などがいないかを把握するための注意力が求められるため、運転の際には常に心掛ける必要があります。

中型免許(ちゅうがためんきょ)

消防車や救急車、宅配便用自動車などを運転する際に必須となる免許で、2007年の道路交通法により新たに生まれた区分です。以前は普通免許と大型免許という区分しかなく、普通免許取得者による中型車での交通事故が多発したため、中型免許が追加されました。
改正前に普通免許を取得していれば免許更新により種類が普通から中型へと自動変更され、中型車を使用し続けることが可能です。なお、こうした制度は改正後に普通免許を取得した人には適用されず、改正後は中型車を運転するなら中型免許を新たに取得する必要があります。
取得するためには運転免許試験場で試験を受けて合格する必要がありますが、試験に通過するのが不安な人や、確実に技能を身につけておきたいと考える人は教習所に通うのが一般的です。また、合宿免許で集中的に教習を受け、実力をつけてから卒業検定に臨むことも可能です。
運転初心者の場合は取得が不可で、先に普通免許を取得し、2年以上の経験を積む必要があります。満20歳に達していることも条件の一つであり、仮免許を申請する時点で満20歳になっていれば19歳のうちに教習所に入ることも可能です。
検定合格後は、運転免許試験場にて適応検査を受けることで中型免許証が交付されます。

中型二種免許(ちゅうがたにしゅめんきょ)

11~29人が乗車可能な旅客自動車などは、中型車にあたります。こうした中型車を運転する際に必要となる免許が「中型二種免許」です。中型免許は2007年の道路交通法の改正により生まれました。
普通免許や中型免許、大型免許などのうちいずれかを有しており、なおかつ3年以上の経験がある人のみ取得資格があります。3年間のうちに免許停止期間が含まれていれば、その期間は対象外となります。
中型車は普通自動車と比較して車体が大きく、さらに乗客がいることから、運転中は常に細心の注意を払う必要があります。また、身体に障害を抱える人や高齢者などが同乗する可能性もあるため、こういった人たちに対する配慮なども必要不可欠となります。積載量は最大で6.5トンにもなるので、交通ルールを遵守して安全運転を行うことが求められます。
将来、旅客運送の仕事に就くのであれば取得しておく必要のある免許です。満21歳を超えていれば教習所への入学が可能ですので、高校卒業と同時に普通免許を取得して運転経験を積み、21歳になったと同時に教習を受けるのが最短のルートとなっています。
少しでも短期間で免許を取得したいと考えるのであれば、合宿免許の利用が最短ルートとなります。

中型8t限定(ちゅうがたはっとんげんてい)

「中型8t限定」とは、2007年の道路交通法改正により新しく生まれた区分で、この「8」は「車両総重量が8t未満」を指しています。なお、「積載量が最大で5t未満」「乗車人数が10人以下」という制限があり、この制限によって中型車に分類されています。これを超すと大型車に分類されます。
運転免許証の条件欄にこれが表示されていれば、免許所有者は、この条件内であれば中型車の運転が可能となります。この表示は普通免許を更新したときに自動で記載されます。
なお、すべての人が該当するわけでなく、道路交通法の改正以前に普通免許を取得していた人に限られます。以前は普通免許を所持していれば中型車の運転が可能でしたが、それにより交通事故が多発したため、その対策として道路交通法の改正が行われました。
とはいえ、今まで運転していたものが急に運転できなくなると困ってしまう人も多いということから、改正前に普通免許を取得していた人のみ、中型車(中型8t限定)の運転が認められるようになりました。非該当者が中型車を運転する際は、中型免許を取得しなくてはなりません。
最大8tの車両のを運搬できる中型車を運転するには、教習所で中型自動車の免許を取得する必要があります。なお、短期間で取得を目指す場合には合宿免許も利用可能です。

大型免許(おおがためんきょ)

一般的な乗用車と比較し、乗車定員・積載量がともに多い車のことを、大型車といいます。例としてトラックやタンクローリーなどが挙げられます。これらを運転するために必要となる免許が「大型免許」です。
大型車には30人以上が乗車できるものや6.5トン以上が積載が可能なものもあります。こうした大型車は物流業界などで多く利用されています。なお、こうした大型免許は教習所だけでなく、場合によっては合宿免許を利用して習得することが可能です。
大型車の免許の取得に関しては、誤って交通事故を起こしてしまった場合に普通乗用車と比べて被害が大きくなる傾向があるため、検査や教習は通常の自動車免許よりも厳しくなっています。また、取得するために設けられている条件がいくつかあり、普通自動車の免許取得後3年以上経験を積む必要があります。
他にも、視力や聴力、色彩識別能力や身体面に異常がないか細かく審査され、これらの条件をすべて満たして初めて教習に進むことが可能です。試験には路上試験も組み込まれています。
免許取得までの道は険しく、運転する際は非常に神経を使うことになりますが、車が好きな人や仕事の幅を広げたい人、スキルアップを目指す人などが多く取得しています。

大型二輪免許(おおがたにりんめんきょ)

普通運転免許を取得すれば、同時に原付バイクの免許も取得したことになるので、車と原付バイクの両方を運転することが可能になります。しかし、大型バイクを運転するためには「大型二輪免許」が必要になります。
大型二輪免許を取得すれば原付や小型バイク、普通バイク、大型バイクの運転が可能になります。なお、原付や小型バイクでは高速道路の走行が禁止されています。そのため、二輪で高速道路を利用する際には必ず大型二輪免許が必要となるため注意が必要です。
満18歳以上かつ資格条件を満たしている人であれば取得が可能で、あらかじめ教習所へ入学し、満18歳を超えたタイミングで検定試験合格を目指すのもよいでしょう。また、年末年始のお休みを利用するのも最適で、短期集中型の合宿免許を利用する人も多く、10日程度で取得できます。
大型バイクはツーリングや長距離ドライブなどに適しており、安定感があることから一定スピードで走行し続けられるのが特徴です。なお、大型バイクを乗りこなすには一定の訓練が必要となるため、まずは普通二輪免許の取得から始めるというのが一般的となっています。
大型二輪免許の取得には年齢制限やその他の条件はありますが、原付バイクと異なり二人乗りが可能となる点が魅力となっています。

大型二種免許(おおがたにしゅめんきょ)

タクシーやバスの運転手として勤務するには、「第二種免許」の取得が必須で、これは大きく2種類に分類できます。1 つは大型二種免許で、乗客(お客様)がいるバスを運転する際に必要となる免許です。もう1つは、タクシー運転の際に必須となる普通第二種免許です。
第二種免許の教習を教習所にて受けるには、一定の条件を満たしている必要があります。四輪免許を取得していることが条件で、それに加えて3年以上の運転経験が求められます。また、年齢制限もあり、21歳になるまでは取得することが不可能となっています。
なお、普通免許よりも上位免許に位置付けられるので、第二種免許があるなら一般的な自家用車の運転が可能です。プライベートと仕事の両方で使う機会がある場合には、第二種免許を取得しておけば2度手間となってしまうこともありません。
普通自動車運転免許には「ATの免許」と「MTの免許」の2つがありますが、大型二種免許はMT免許のみとなっています。なお、取得している人の比率をみると、男性が圧倒的に多くなっています。
合宿免許を利用することで短期間での取得が可能です。
大型車を運転するにあたっては坂道などに特に注意が必要なため、技能教習にて時間をかけて訓練を受けることが重要です。

卒業検定(そつぎょうけんてい)

通学の場合も合宿免許の場合も、最終的に検定試験を受ける必要があります。教習所を卒業するうえで必須となる検定、それが「卒業検定」です。合格後は運転免許試験場に行き、本試験を受け、そこで合格できれば晴れて運転免許取得という流れになります。
本試験の際は学科試験のみで、技能試験は不要です。しっかり技術を身につけてから臨みたい人や、いきなり本番は緊張するという人は、教習所でしっかりと教習を受けておくことが大切です。
検定試験は安心・安全な運転ができるかのテストとなるため、走行や停車、駐車など様々な視点で評価が行われます。また、そのときの交通状況に応じて最適な判断ができるか、これも重要な採点箇所の1つとなります。なお、試験は試験官が同乗して行なわれます。
試験は減点方式で行なわれ、70点を下回ってしまうとその時点で失格とみなされて中止となります。また、検定員の指示に従わなかったり補助を受けたり、危険行為に及んでしまった場合なども同様に失格とみなされるので注意が必要です。
車の走行スピードはもちろん、運転時の姿勢も採点対象です。
100点満点中70点が合格ラインですが、1度で20点も減点される項目もあり、2回ミスしてしまうと即失格となってしまうので注意が必要です。

相部屋(あいべや)

合宿免許を利用する際の宿泊タイプの1つで、同様に合宿免許を利用しに来た人と同じ部屋を使うことを指します。合宿免許の最大のメリットは「激安で運転免許を取得できる」という点で、相部屋を利用すればさらに激安価格で運転免許の取得が可能です。
1人部屋と比べてプライベートな空間を満喫することは難しいですが、その反面「他者との関わり合いを持てる」というメリットがあります。また、朝が苦手な人の場合、相部屋になった人と仲良くなっておけば起こしてもらうこともできるので、教習所に行く際に遅刻の心配もありません。
一般的に、1人部屋と比較して2~3万円程度安く抑えられますが、教習所により差があるので、事前に価格について調べておくことが大切です。もっとも、「激安価格」のみをアピールしている学校には注意が必要です。
万が一、トラブルが発生してしまった際、相談に応じたりトラブル解決に努めてくれたりする教習所を選んでおけば、気持ち良く運転免許取得に励むことができます。たとえ相部屋になった人との相性が合わなくても、相談すれば部屋を交代してくれる可能性もあります。
多少費用が高くても1人がいいと考えるなら、あらかじめ1人部屋を選んでおくことも大切です。

最短日数(さいたんにっすう)

運転免許の取得には「学科教習」と「技能教習」を受け、検定に合格する必要があります。普通免許の場合は、MT車ならトータル60時間の教習が必要で、うち34時間が技能教習です。AT車なら少し短くなりますが、トータルで57時間、技能教習だと31時間が必要になります。
技能教習は学科教習と違い、1日に受講できる時間に制限があるため、毎日通い続けたとしても14~16日程度要します。MT車の最短日数は16日、AT車は少し早くて14日が最短日数です。
早く運転免許がほしいからと、毎日受講しようと試みる人も多いのですが、時期によっては利用者が殺到し予約がとれないケースもあります。そこで勧められるのは「合宿免許」です。通学よりも激安価格かつ短期間で、運転免許の取得が可能です。
技能検定など受ける際は仮免許の取得が必須となりますが、有効期間内で予約がとれず再取得せざるを得なくなる例もあります。時間や労力をムダにしないためにも、合宿免許を利用し、効率的に教習を受けることが大切です。
最短日数での取得を目指すのであれば、それだけ短期間で覚えなくてはならないことは多くなり、集中力が求められます。教習所によっては、指導者の数が不足する場合もあるので、その点も事前に確認しておくことが大切です。

仮免許(かりめんきょ)

教習所にて、普通免許や中型免許、大型免許などの路上教習を受ける際に必要とされるのが「仮免許」です。「普通仮免許」「中型仮免許」「大型仮免許」の3つに分類され、運転訓練をするときや技能検定を受けるには、これらを有していることが必要条件となります。
普通免許の取得なら普通仮免許、中型免許の取得なら中型仮免許となりますが、大型仮免許を有していれば、これらすべての免許取得に臨むことが可能です。
教習では、実際に一般道路へ出て走行しますが、車には必ず練習中の証である標識を貼り付けておく必要があります。また、1人での運転は認められておらず、資格条件に該当する指導者に同乗してもらわなければなりません。
仮免許の期間が切れてしまうと、それ以降は運転が不可能となります。期間は半年で、この間に知識やスキル、経験を身につけ、技能検定に合格しなくてはなりません。仮免許の再取得は可能ですが、手間や時間を省くためには、最初の期限内で技能検定に合格しておくことが望ましいといえます。
短期間で運転免許を取得するなら、短期取得ができる合宿免許が最適です。通学とは違い、予約がいっぱいで教習が受けられないという心配がなく、仮免許の有効期間内にしっかり免許を手にすることが可能です。

ハイドロプレーニング現象(はいどろぷれーにんぐげんしょう)

水に濡れた地面を走行する際、スピードを出すことでタイヤが地面から少しだけ離れ、ハンドルやブレーキ操作が不能のまま滑りだしてしまう現象を指します。大雨の日や台風の日はハイドロプレーニング現象が起きやすく、交通事故の確率が高くなります。
現象が発生する原因として挙げられるのは、「タイヤのすり減り」です。日々の使用で摩擦が起こり、タイヤの表面が劣化してすり減ってしまうことにより、この現象が起こりやすくなります。タイヤの凸凹がなくなる前に、定期的にタイヤ交換をしておく必要があります。
効果的な対策法は、タイヤの空気圧を高めにしておくことです。空気圧が低いほど、地面に溜まった水の圧に耐ることができずに滑走しやすくなってしまうので、スピードを上げる必要がある高速道路などを走行する際は、あらかじめ空気圧を高めておきましょう。
特にカーブがある道路は要注意です。曲がりくねった道やカーブのある高速道路を走行中は、この現象が起こりやすいのでドライバーは細心の注意を払って運転する必要があります。ハイドロプレーニング現象は、運転をするうえで常に注意しておくべき現象です。教習所や合宿免許でも指導が行われるので、しっかり覚えておくことが大切です。

応急救護(おうきゅうきゅうご)

様々な施設や道路の真ん中など、医療機関が近くにない場所で負傷者を発見したときは、早急に救急車を呼ぶ必要があります。応急救護とは、救急車が現場に到着するまでの間に、負傷者に施す処置のことを指します。
合宿免許の取得などで教習所を利用する際、この教習を受けることになります。いざというときに適切な対処ができるよう、この機会を利用して正しい知識を身につけることが大切です。
応急救護には5つの手順があり、そのときの状況や負傷者の状態を考慮して適切な処置を行います。まずは負傷者を観察し、状況がさらに悪化しないように安全な場所へと移動させる必要があります。
続いて体位管理を行い、負傷者にとって最も楽な体位へと整えます。もし、本人に意識があれば本人の希望する体位を確認しましょう。意識がない場合、楽に呼吸ができる体位をキープしておくことをが重要です。
万が一、心肺停止していたり呼吸が止まっていたりした場合は、早急に心肺蘇生法を施します。気道の確保と人工呼吸、心臓マッサージの3つを総称したもので、その時々の状況に応じて行います。
負傷者が出血していれば、傷口を確認したうえで止血をしていきます。清潔なガーゼやタオルを使用し、抑えることで出血を止める方法が一般的です。

エコカー(えこかー)

エコロジーカーの略で、二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができる、環境に優しい車を指します。一般的にエコカーと呼ばれている車は、「無公害車」と「低公害車」の2種類に分類が可能です。
こうしたエコカーは二酸化炭素の排出を抑えることで同時に温室効果ガスの排出を抑えることに繋がります。なお、無公害車の場合は排出量の削減ではなく、温室効果ガスの発生を完全に抑制します。運転を楽しみながら、省エネ活動にも繋がります。
エコカーでは動力に電気を利用しているためガソリンが必要なく、排気ガスや騒音といったトラブルを解消することが可能です。最近の車業界で注目を集めている低燃費も、エコカーを選ぶ大きなメリットとなります。自動車を運転する機会が多い人は、燃費の良さも重視して車選びをすることが大切です。
教習所や、激安での運転免許取得が売りの合宿免許でも、エコカーを目にする機会が増えてきています。環境への配慮やコスト削減などの理由からエコカーを導入する教習所も多く、車技術の進化・発展に比例して、今後はさらに導入していくと考えられています。
エコカーは自動車保険の割引制度も設けられているため、ますます多くの方に選ばれるようになっています。

MT車(えむてぃーしゃ)

「マニュアルトランスミッション」を略したもので、AT車同様、運転免許のタイプの1つです。車を発進させるにはクラッチ操作が必要で、それだけ高い技術が必要となり、男性を始め車にこだわりを持つ人から特に選ばれる傾向にあります。
両方の手足を使っての運転操作が求められるため、慣れるまでは神経を使うかもしれませんが、慣れれば運転を楽しむことができます。大型トラックを運転するなど、仕事で車を使う際はMT車の免許取得が必須となるケースも多く、仕事面で自身の可能性を広げるなら取得しておきたい免許です。
運転免許取得までにかかる時間はトータル60時間程度で、そのうち34時間程度は技能教習です。難易度が高めということで取得までにはそれなりに時間を要するため、将来的に営業職や物流職など、自動車の運転が必要となる業務に従事する予定があるのであれば、少しでも早いうちから教習所へ通い始めるのが望ましいといえます。なお、合宿免許であば20日もかからず免許取得が可能なケースもあるので、時間がないような方でも安心です。
AT車と比較して費用は1~2万円高くなりますが、MT車を取得すればAT車も同時に取得したものとみなされるので、手間を考えるとこちらの方がお得であるともいえます。

ETC(いーてぃーしー)

有料高速道路の料金所にあるシステムをETCといい、利用すれば料金所で一時停車せずに通過することが可能です。これが誕生した背景には高速道路の渋滞問題があり、特に料金所は渋滞ポイントの1つとなっていたため、問題解決策としてETCシステムの導入が始まりました。
料金所にはゲートが複数あり、チケットを発券して支払いをしてから車を発進させるのが一般的です。その隣に、無人のETC車載器専用ゲートが設けられています。ゲートには特殊な装置が組み込まれており、「車載器」を取り付けた車が通過するときに無線アンテナで交信を行い、情報を取得します。
簡単に説明すると、車版のクレジットカードのようなもので、後々に請求がくるというシステムです。高速道路の料金所を通過するたびにその場で料金を支払うよりもお得で、現在は自車にETC機能を搭載する人が増加している傾向にあります。
利用するためにはETC車載器とカードが必要で、カード会社により「会員特典」や「ポイント制度」など様々なサービスが用意されています。貯まったポイントは、支払いの際に割引サービスとして利用が可能です。
ETCは割引制度が設けられていることから、教習所や合宿免許で使われている車のほとんどに搭載されており、現在ではポピュラーなものとなっています。

AED(えーいーでぃー)

AED、別名を「自動体外式除細動器」は、心肺停止状態に陥ってしまった人に利用する医療機器の1つです。現在では、コンビニやデパートなどにて見かける機会も増えてきたポピュラーなものです。心肺停止の体に電気ショックを加えることで、心臓の動きを正常に整えてくれます。
心臓の動きが停止してしまうと全身への血液供給が止まり、脳や内臓器に血液がまわらず、やがて命を落としてしまう危険性があります。血液供給が止まる時間が長いほどリスクは高くなり、万が一助かったとしても後遺症を引き起こすリスクが高まってしまうため、早急な対処が必要とのことでAEDが導入されました。
AEDが心臓の動きや状態を自動で感知し、電気ショックが必要と判断した場合にのみ電気が流れる仕組みになっています。現在は、いざというときに対応できるよう「AEDの使用方法」に関する講習などが受けられる機会も増えてきており、生活により身近なものとして考えられるようになっています。
また、AED指導を行う教習所も増加傾向にあり、合宿免許を利用する際にもAED教習を受けることも可能です。教習所で教習を行うときは専用のトレーニング機器を使用するため、実際に電気が流れるわけではありません。

ICカード運転免許証(あいしーカードうんてんめんきょしょう)

氏名や本籍地、免許種別などの個人情報が掲載されており、不正使用の防止としてICチップが埋め込まれている運転免許証のことを指します。運転免許証を誤ってなくしてしまった場合、拾った第三者の手によって悪用されてしまうという事件が相次いだため、これを防止するために近年ではこうした「ICカード運転免許証」が一般的となっています。
ICチップを偽装・コピーすることは極めて困難であり、カードを使用する際は暗証番号の入力を求められるケースも多いため、第三者の手に渡ったとしても簡単には使用できません。また、プライバシーの観点から本籍地は運転免許証上には掲載されず、ICチップ内に登録されています。
現在はどの教習所でもICチップ搭載の運転免許証を交付しており、合宿免許を利用した際も同様です。これが交付されるタイミングとして、3つのケースが挙げられます。
まずは運転免許を新規取得したときで、晴れて教習所を卒業することができれば交付されます。その際に申請書を記入する必要があり、同時に暗証番号の設定も行います。
2つ目は運転免許証更新のときで、3つ目は再交付を受けたときです。万が一、運転免許証を紛失してしまった場合は再度交付してもらうことが可能ですが、交付するまでは運転ができないため、早めに教習所に行って再交付の手続きをする必要があります。

ICチップ(あいしーちっぷ)

2004年度末から運転免許証に組み込まれました。
主な目的は偽造防止のほか、免許証記載内容がデータとしてICチップに記録されており、過去の違反歴などの閲覧が可能となる計画もあります。
また、プライバシー保護の観点から本籍地に関する情報はICチップにのみ記録され、表面には印字されなくなっています。

合図(あいず)

右左折、転回、徐行、停止、後退、進路変更を行う際に、手か灯火か方向指示器で行わなければならないもの。右左折は30m手前、進路変更はそれを始める3秒前と決められています。

隘路(あいろ)

2007年6月2日の改正道交法及び関連諸法令に伴い新設された、中型・大型の一種・二種共通の場内課題の一つです。

案内標識(あんないひょうしき)

標識のうち、「道しるべ」に当たるもの。方面及び方向、距離、道路番号、街路名称などが該当します。

一般貸切旅客自動車(いっぱんかしきりりょかくじどうしゃ)

他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、旅行会社等が集めた旅行者の団体を運送するバスのように、一個の団体等と運送の契約を結び、車両を貸し切って運送する旅客自動車運送事業のこと。

一般乗用旅客自動車(いっぱんじょうようりょかくじどうしゃ)

他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、旅行会社等が集めた旅行者の団体を運送するバスのように、一個の団体等と運送の契約を結び、車両を貸し切って運送する旅客自動車運送事業のこと。

右直事故(うちょくじこ)

右折車両と直進車両が起こす事故のこと。

多くの場合、直進車両に優先権があるにも拘らず、右折車両が右折のタイミングを誤り、或いは直進車両を見落とし、事故に至るケースが殆どである。

教習課程でも取り上げられますが、特に直進車両が二輪車の場合、右折車側が距離感を誤るパターンが多い。

運転記録証明書(うんてんきろくしょうめいしょ)

過去3年間、5年間の交通違反、交通事故、運転免許の行政処分の記録について証明する書類。

運転関係の職業(特に旅客運送業)に就職しようとする際、求められることが多い。

運転免許証(うんてんめんきょしょう)

道路交通法に基づいて各都道府県の公安委員会が交付する、道路における自動車または原動機付自転車の運転資格を証明する公文書のこと。

AT車(えーてぃーしゃ)

「オートマチックトランスミッション」を省略したもので、自動車のタイプの1つです。もう1つのMT車と比べて簡易な操作で運転ができることから、合宿免許に来る女性のほとんどがAT限定の免許を取得しています。
車を走らせるとき、停めるときに使うペダルは2種類のみで複雑な操作は一切ないため、短期間で運転免許を取得したい人に適しています。ドライブや長距離の移動を頻繁に行う人以外は、AT車の免許取得のみでも十分な場合があります。
一般的に、免許取得に要する時間はトータル57時間が必要で、そのうち実技講習が31時間となっています。女性を始め、教習所の利用が初めてという人からも高い人気を誇ります。さらに費用面もお得です。MT車と比較すると1~2万円程度の際があり、負担が少なくなっています。料金を重視するならこのタイプが適しているといえます。
仕事でMT車に乗る機会が出てきた場合、新たにMT車タイプの運転免許を取得しようと限定解除を行うことも可能です。前もってAT車の免許を取得しておくことで、新規取得よりも短時間で取得が可能です。その際は、まずAT車限定解除の審査(技能のみ)を通る必要があり、これに合格できればAT車からMT車へ切り替えるという形になります。

エンジンブレーキ(えんじんぶれーき)

エンジンへの燃料供給を絞るとエンジン自身が回転数を落とそうとすることを利用したブレーキの掛け方のこと。

主に減速・抑速用に使われます。

大型貨物車(おおがたかもつしゃ)

積載量6.5t以上、若しくは車両総重量11t以上の貨物車。

大型乗用自動車(バスなど)や大型特殊自動車(公道を走れるフォークリフトや戦車など)は含まれません。

大型自動二輪(おおがたじどうにりん)

排気量400cc超の二輪車のこと。また、それに対応した運転免許の種類を指します。

大型乗用車(おおがたじょうようしゃ)

乗車定員が30人以上の自動車のことで一般的にはバスを指します。

2007年6月の道交法改正前までは乗車定員11人以上の自動車(マイクロバス等)が一律で大型乗用車とされていましたが、当該改正に伴い、それらは中型乗用車に位置付けられることとなりました。

大型特殊車(おおがたとくしゅしゃ)

特殊な作業に使う自動車で、小型特殊車ではないもの。

つまり、エンジンの排気量が1500cc以上、最高速度が15km/h以上出せたりする車両を指します。

農耕用のトラクターの大きめのもの、フォークリフトの大きなもの、クレーン車、特殊機甲車、戦車などがこれにあたります。

危険行為(きけんこうい)

技能試験において試験中止となる事項。

逆行(大)、発進不能、暴走、通過不能、脱輪(大)、接触(大)、右側通行、安全地帯等進入、後車妨害、信号無視、進行妨害、指定場所不停止、安全間隔不保持等、踏切不停止等、追越し違反、割込み、安全運転義務違反等があります。

規制速度(きせいそくど)

標識や標示によって指定された最高速度のことを指します。

技能試験(ぎのうしけん)

運転免許の取得を希望する者について、その技能が免許を付与するのに必要十分なものであるか否かを判定するための試験のこと。

知識を問う学科試験と共に、運転免許試験として総括され、この二つの試験に合格することで運転免許を取得することができます。

クラッチ(くらっち)

エンジンとトランスミッション(変速機)の間に存在し、発進、停止、変速時にエンジンのパワーをトランスミッションに伝えたり遮断したりする役割をする動力伝達装置のこと。

軽車両(けいしゃりょう)

自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものを指します。

交差点(こうさてん)

2本以上の道が交わる場所。

道路交通法上は、「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分」を指します。

交差点及びその側端から5m以内の部分では、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか、停車し、又は駐車してはならないとされています。

小型特殊自動車(こがたとくしゅじどうしゃ)

道路交通法上は、特殊自動車で、車体の大きさが一定サイズ以下のもののうち、15km/hを超える速度を出すことができない構造のもの。

いずれかの条件を超えるものは大型特殊自動車となります。

但し、道路運送車両法上は、農耕作業用自動車はすべて小型特殊自動車となります。

自動車(じどうしゃ)

道路交通法上、「原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であって、原動機付自転車、自転車及び身体障害者用の車いす並びに歩行補助車その他の小型の車で政令で定めるもの(以下「歩行補助車等」という)以外のものをいう」と規定されています。

また、道路運送車両法上は、「原動機により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的として製作した用具であって、次項に規定する原動機付自転車以外のものをいう」と規定されています。

自動二輪(じどうにりん)

道路交通法上、排気量50ccを超える二輪車を指します。

50cc超125cc以下は小型二輪、125cc超400cc以下は普通二輪、400cc超は大型二輪であり、それぞれ、普通二輪(小型限定)、普通二輪、大型二輪の運転免許が必要です。

自動車専用道路(じどうしゃせんようどうろ)

道路交通法上、道路管理者が指定した、自動車のみの一般交通の用に供する道路又は道路の部分として定められているもののことを指します。

高速自動車国道とともに、高速道路として扱われます。

車道(しゃどう)

道路交通法上、「車両の通行の用に供するため縁石線若しくはさくその他これに類する工作物又は道路標示によって区画された道路の部分」と規定されています。
路側帯との区別に注意。

制動距離(せいどうきょり)

ブレーキを掛けて停まるまでの一連の距離(停止距離)のうち、ブレーキが効き始めるまでに進行してしまう空走距離を除いた距離のこと。

言い換えれば、実際にブレーキが効いている間に進行する距離。

空走距離と異なり、路面状態やクルマの性能により、同じ速度からでもかなり異なることになります。

日常点検(にちじょうてんけん)

乗り手が自分で日常的に行うべき点検のこと。

第二種免許(だいにしゅめんきょ)

バスやタクシー(運転代行を含む)などの旅客自動車を旅客運送のために運転する際に必要となる免許のこと。
大二・中二・普二・大特二・け引二の5種類。技能試験の合格点は80点以上。

排気ブレーキ(はいきぶれーき)

排気バルブを閉じることでエンジンからの排気を止め、エンジンの動きを封じ、エンジンブレーキよりかなり強い制動力を得るもの。

免許停止(めんきょていし)

免許の効力を停止すること。

交通違反は点数の加算方式で勘定され、免許停止の前歴が0回である場合は累積6点以上で免許停止が発動される。

前歴の回数が増えると発動点数が下がり、前歴2回以上では2点でいきなり発動する。

なお、点数及び前歴は1年間無事故無違反だとリセットされます。

免許停止の期間は30日から180日までありますが、違反者講習を受けることで期間を短縮することが可能。

免許取消(めんきょとりけし)

悪質な違反などを繰り返すなどして、違反の累積点数が規定を超えると、運転行為は不適格とされ、免許をすべて取り上げられることとなります。

また、免許停止となった場合、一定期間免許を再取得できない「欠格期間」という期間が設けられます。

路側帯(ろそくたい)

歩道の無い道路の車道の左端にひいてある白線の内側部分を指します。